歯周病治療

歯周病とは?

歯周病とは?歯周病は、歯垢や歯石に含まれる歯周病菌によって歯茎や顎の骨に炎症が起きる病気です。30歳以上の多くの人が歯周病に罹患しており、60歳代にもなると平均でおよそ15本の歯を歯周病によって失っています。歯を失う原因において圧倒的に多く、むし歯と同様に注意すべき病気です。また、近年では生活習慣病や心臓の病気などとの関連性も報告されています。

歯周病の治療について

歯周病治療の基本は、スケーリングと呼ばれる処置で歯垢や歯石を徹底的に除去することです。ごく初期の歯周病であれば、スケーリングだけで改善が期待できます。中等度以上の歯周病は、歯茎の溝の深いところに潜む歯石を取り除く必要があります。歯茎を切開して目視で歯石を取り除くことで、歯が揺れるほどに進行している歯周病の改善も可能です。

当院での歯周病治療

歯のスケーリング(軽度歯周炎の場合)

歯のスケーリングは、歯石を除去するために行います。歯垢は歯磨きで落とせますが、歯垢は石のように硬いので専用器具による処置が必要です。スケーリングで歯垢と歯石を徹底的に除去すれば、歯茎の炎症が改善するでしょう。歯垢を放置すると歯石に変化するため、日々の正しい歯磨きでケアしつつ、定期的にスケーリングを受けることが大切です。

歯のルートプレーニング(中度歯周病の場合)

ルートプレーニングとは、歯と歯茎のすき間が深くなったところに付着した歯石を取り除く処置です。歯周病が進行すると、歯と歯茎のすき間が深くなり、歯周ポケットが形成されます。歯周ポケットの奥深くは目視できないため、スケーリングとは別にルートプレーニングを行う必要があります。

歯周外科手術(重度歯周病の場合)

重度の歯周病は、スケーリングやルートプレーニングでは対処できないほどに深い位置に歯石が付着しています。そのため、麻酔をして歯茎を切開し、歯石を目視で取り除く処置を行います。また、歯周組織が大きく失われた場合は、歯周組織を再生させる処置も視野に入れます。

歯周病Q&A

全身の病気と歯周病の関係を教えてください。

歯茎は身体の中でも敏感な組織であると同時に、さまざまな細菌や微生物が生息しています。また、全身の病気との関連性が指摘されており、糖尿病や心疾患、呼吸器疾患などのリスクを高めることがわかっています。

歯磨きのときに出血したりしなかったりするのはなぜですか?

歯磨きのときの出血は、歯周病の代表的な症状の1つです。その日の健康状態や炎症の状態に影響するため、出血しない場合もあります。歯周病が治ったわけではありませんので、一度でも歯磨きのときに出血した場合は早めに受診してください。

朝起きたときに歯茎に違和感があるのはなぜですか?

夜、寝ている間は唾液による自浄作用が十分に発揮されないため、朝起きたときは口の中に大量の細菌が存在しています。そのため、歯茎に炎症が起きて違和感が生じるのです。朝起きた後は、できるだけ早く歯を磨いて細菌や歯垢を減らすことが大切です。

歯茎の検査や歯石除去のときにチクチク痛むのはなぜでしょうか?

歯茎の検査では、歯の歯茎のすき間の歯周ポケットの深さを計測します。そのため、歯茎が刺激を受けてチクチクと痛みます。また、歯石除去の際は、歯茎に付着している歯石も取り除くので、器具の先端が歯茎に触れて痛みが生じるのです。痛みが苦手な方は、塗ったり吹きかけたりするタイプの麻酔を使用できないか歯科医師に尋ねてみてください。

歯周病は何歳からかかるのでしょうか?

歯周病の原因は、歯垢や歯石に含まれる歯周病菌、歯に付着するバイオフィルムなどです。歯が生えた時点から、歯周病予防を始める必要があります。

予防を目的に歯科医院へ通うメリットは何でしょうか?

むし歯や歯周病の早期発見・早期治療に繋がります。そのため、治療費や通院の負担を抑えることができます。また、ブラッシング指導や歯のクリ-ニングを受けることで、むし歯や歯周病を予防しやすくなる点もメリットです。

歯周病治療にはどれぐらいの期間がかかりますか?

歯茎の治癒の早さやブラッシングの状況で異なります。また、歯周病の進行度が大きく関係しており、初期であれば短期間で終了しますが、中等度以上の場合は長期にわたるケースが多いです。

歯周病は予防できますか?

歯周病の原因は歯周病菌です。そのため、日々の歯磨きや歯のクリーニングで歯垢や歯石を徹底的に除去すれば、歯周病を予防できます。正しい歯磨きの方法を学ぶとともに、定期的に口腔内チェックや歯のクリーニングを受けることが大切です。

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